サーカス/見世物にまつわる本から – お仕舞いの言葉

こんにちは。
ジャグリング・大道芸のハードパンチャーしんのすけ @shinnosuke_hp です。

ここまで、サーカスや見世物にまつわる本を7冊紹介しました。

もちろん、サーカス/見世物に関する書籍は、この7冊に限らず、紹介したくて紹介できなかったものもいくつもあります。そんな本たちについては、また機会をつくって紹介できれば。


前半3冊は、物語の中のサーカス/見世物を。
サーカスへ寄せられるイメージの多様さが感じられていたら、と思います。

そして、後半のうち、3冊はサーカス史に関わるものを。
紹介順は前後していますが、明治/戦前戦後/現代と、サーカスの様相の変化を捉えられるものを選びました。

最後は、サーカス学。
「サーカス」の世界の広がりを感じてもらえたら。

ちょこちょこ、紹介本から連想したエッセイを挟みましたが、
本への個人的出会い
サーカス/見世物へ感じることへの個人的背景
を記しました。

お付き合いありがとうございました!

最後に、この「7日間ブックカバーチャレンジ」へと寄せたこの文章を載せて、お仕舞いの言葉とします。

「本」という摩訶不思議な存在

本とは、実に奇妙な存在である。

友人の好事家であり古書店店主である人物が謂うに
シュレディンガーの本
なる現象があるそうである。

曰く
存在を確認をしようと書棚を見るも、一向に観測ができず、書籍の存在が確定しない

…とのことである。
これについてこれ以上言を及ばせる事は差し控えるが、世にも不思議なことはあるのである。

不思議なことと謂えば、とある小説家が語るところによると、
本とは書棚のうちに、人知れず子をもうけて増殖するそうだ。

この度、「ブックカバーチャレンジ」なるものに乗った因果として、どうやら我知れず、子がもうけられ、書棚が溢れる事態となるかも知れぬ。

その折には、またこの子たちを皆様に紹介できたらと思う次第である。

お付き合いに多謝。

時に。
この私にも本を巡って奇怪なことが起こっている。
件の書籍婚姻譚を開陳した作家及び作品が、まるで思い出せぬ。書棚にもない。
これは如何なることか。


サーカス/見世物にまつわる本から(7)「“サーカス学”誕生―曲芸・クラウン・動物芸の文化誌」大島幹雄

*この記事は、SNSでまわっているブックカバーチャレンジ7日間に沿って投稿しています。基本的に、紹介した本から連想した文章を掲載しています。所謂書評ではありません。エッセイです。また、紹介した本の内容とは「ほぼ」関係ないことが書いてありますので、予めご了承ください。

こんにちは。
ハードパンチャーしんのすけ@shinnosuke_hp です。

このシリーズでは、「7日間ブックカバーチャレンジ」というSNSでまわっている企画に乗り、サーカスや見世物にまつわる本を紹介します。

どうぞお楽しみください。

本日紹介するのは、大島幹雄「サーカス学誕生」です。

サーカス学誕生 大島幹雄

本から広がる世界

人生の中で、世界の見え方が今までとはまるっと変わってしまう本との出会いが幾度かあります。

大袈裟な表現でなくてね。

ぼくにとって、そのうちの一冊は
京極夏彦「姑獲鳥の夏」
です。

以来、京極夏彦作品を読み続け、やがて「巷説百物語」シリーズに出会い、
江戸時代と、そして、芸能に出会うことになります。

ジャグリングやら大道芸をやっているし、その頃には、どっぷり浸かっていたのだけど、
芸能史に興味を持ったのは、京極夏彦作品たちが入り口でした。

余談。
手妻の藤山新太郎師匠が、呑馬術を再現する、と公演を行った時には、すごく興奮したものです。京極作品に出てくるのです、呑馬術。

*「呑馬術」をはじめ、藤山新太郎師匠の「手妻のはなし」は面白いです。

さておき。
ぼくは、芸能に携わるから芸能史に興味を持ったのではなく、
妖怪などを通して芸能史を知ることで、芸能への興味が増したのでした。

興味を持つ入り口は、あちこちにあるんだな。
そして、何かに興味を持って、世界が深まることは楽しい。

そんな入り口のひとつである「本」が、ぼくはとても好きだ。

大島幹雄「”サーカス学”誕生」

サーカスは、いろんな分野でモチーフとして姿を現します。
サーカスを軸にして文化を眺めてみたら…素敵な扉が開いているのが本書です。

ブックカバーチャレンジで紹介したその他の本はこちら!

タグ:7日間ブックカバーチャレンジ


サーカス/見世物にまつわる本から(6)「シルク・ドゥ・ソレイユ サーカスを変えた創造力」西元まり

*この記事は、SNSでまわっているブックカバーチャレンジ7日間に沿って投稿しています。基本的に、紹介した本から連想した文章を掲載しています。所謂書評ではありません。エッセイです。また、紹介した本の内容とは「ほぼ」関係ないことが書いてありますので、予めご了承ください。

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ハードパンチャーしんのすけ@shinnosuke_hp です。

このシリーズでは、「7日間ブックカバーチャレンジ」というSNSでまわっている企画に乗り、サーカスや見世物にまつわる本を紹介します。

どうぞお楽しみください。

本日紹介するのは、西元まり「シルク・ドゥ・ソレイユ」です。

創造すること

最近の生活を思うと、
何かをクリエイトする
というのは、良いものだな、と思う。

個人的なささやかなものであったとしても、それは確かなもので、生きている手応えみたいなものを感じる。

今の気分としては、
文章を書く
ということが、ぼくの喜びになっている。

この一連の投稿もそうであるし、この他にも何かしら書いていて、それが生活にハリをくれている。

文章に向き合うことを、久しくサボっていたので、
ヌルいなぁ、この文章…
と感じつつ、苦笑しながら読み返したり、推敲したり。
書く時間が楽しい。

もっとも、そんなパリッとした文章はもともと書けてないか。それでいいのだ。

なんであれ、クリエイトする、という行為は素敵だ。
大きな世界を動かすものであれ、小さな世界を満たすものであれ。

忘れずにいたい。

「シルク・ドゥ・ソレイユ」の創造性

「シルク・ドゥ・ソレイユ」の創造性はどこにあるのか。
それは本書を読むと感じられることでありますが。

今までの前提を疑ってみる…今あるものに対して不満や違和感、疑問を持つのは、「新しい」ものをつくるスタートのひとつになり得ることです。

それは、創立者であるギー・ラリベルテが、大道芸人であったこととも無関係ではないのでは、と創造します。(不勉強なので、この辺はもう少し調べてみたいところです。)
歴史にこだわるよりも、自分の創造性を大切にする。

もちろん、個人の純粋な創造性だけで何かが大きく発展する訳でもなく(素晴らしいカンパニーはたくさんある)、情熱とともに様々な社会的、文化的な時の運もあって、大きくなるのではありますが。

創造性と社会、それを本書を通して感じたことが、また面白く思いました。

西元まり「シルク・ドゥ・ソレイユ」

「シルク・ドゥ・ソレイユ」の常設劇場ができることを受けて、内実を追った本書。
気付くとそれも10年くらい前の話なのよね。月日が経つのははやい。

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