上達の速度を上げるには、練習のフォーカスをきっちりと絞ることが大切です。
今日の鎌ヶ谷ジャグリング教室で、こんなことがありました。
5ボールカスケードを練習中のKさん。
ジャグリングまで、あと少しで手が届きそうなレベルなのです。
うまくハマると、10投までの軌道は見える感じ。
今よりもう一歩先の安定を目指して、5ボールカスケードのフラッシュまでを繰り返し練習してもらいました。
…他の生徒をみている間に、目標とした回数は難なくクリア。
「取るのはできるんですが…」とKさん。
チェックしてみると、4,5投目で投げたボールの軌道が低い。
これだと、5ボールカスケードのジャグリングを目指した練習にはなりません。
改めて、4,5投目を高さを揃えて投げてもらう練習をしてもらいました。
最後には、良い感じで投げられるようになっていたので、次はまたひとつ上達の階段を上れるでしょう。
今回のことを振り返ると、良い教訓が含まれているな、と思うのです。
5ボールフラッシュは、今までたっぷり練習して、できるようになりました。
最初のうちは、5ボールのリズムをつかんでもらうためのフラッシュでした。
ステップが上がって、今日練習したのは、5ボールジャグリングを目指して、5ボールの軌道を安定させるためのフラッシュでした。
その違いを意識せずに練習したら、上達には寄与しないばかりか、おそらく、上達を阻害することになるでしょう。
今、何のために、このメニューを行っているのか。
目的意識を明確にすることで、上達の度合いは速まるように思います。