ジャグリング公演を目指す方へーーー「演劇は仕事になるのか?〜演劇の経済的側面とその未来」米屋尚子


両国パフォーマンス学会でも話題にしましたが、
これからジャグリングの振興で必要になることのひとつは、劇場公演が増えることです。

※その他にも必要なことはもちろんあります。別の観点で「ジャグリング講師」にスポットをあてた記事はこちらをご覧下さい。>>実演付きトーク「ジャグリング教室のススメ」(2013/07/13)

では、劇場の事情はどうなっているのか?
そんなことに興味がある方にオススメするのが、次の一冊です。


演劇は仕事になるのか?: 演劇の経済的側面とその未来

「公演を行う」ということが、どのような文脈で今成り立っているのか。
劇団(演劇を行う主体)のあり方や劇場のあり方を、丁寧に解説してくれています。

私はこの本を読んで、今までの流れがクリアになり、さらに「公演をする」ということの周辺で課題となることも意識ができたばかりか、「文化をつくって行くには」ということに思いを馳せる事になり、とても刺激的な一冊でした。

この本に流れているのは、終始、演劇に対する制作側からの熱い思いがあります。それがあるから、難しい話もスラスラと読ませる力がある。

芸術そのものが、今あるものごとの見え方に疑義を投げかけたり、何らかの亀裂を生じさせたりして人の価値を揺さぶるものであるからには、その芸術の支え方も、今あるしくみで仕方ないという考え方ではいけないと思うのです。

(本書 P.203より)

本書に一貫しているこの視線に、強く共感を覚えました。

これから公演をつくって行こうと強く思う方、公演をつくって行く事に関心がある方、そして、ジャグリングを文化にしたいと思う方に一読オススメします。

※公演をつくりたいと思う方には、こちらの記事も合わせて読んでみてください。>>「だから演劇は面白い!〜「好き」をビジネスに変えたプロデューサーの仕事力」北村明子


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