「空転劇場Vol.17—扉を開く」を観てきました。

行ってきましたジャグリングオムニバスライブ「空転劇場」。

東洋館にびっしりと観客が押し寄せる熱気の中、ジャグリングの枠をはみ出した出演者がたくさんの9組による熱いライブでした。タイトル通り、ジャグリング界の住人からすると新しい「扉」が開かれた心地のする時間となりました。

空転劇場

そんな空転劇場の感想などを。

空転劇場Vol.17 扉を開く

2018年3月5日(月)19:30開演
於 浅草東洋館
主催 小林智裕(空転軌道)
料金 予約 2500円(一般)2000円(学生) *当日券は500円増し

プログラム

  1. 池田洋介(1)
  2. 青宙ノート(ディアボロ)
  3. KENTO(コンタクト)
  4. 神谷梨帆(フープ)   
  5. 川上一樹(マジック)
  6. With MY(茉莉花&Yume)(コントーション)
  7. フリースタイルバスケットボーラー Jun(フリースタイルバスケットボール)
  8. 休憩
  9. idio2(Entertainer Hi2&こ〜すけ)(コント ハットジャグリング)
  10. 池田洋介(2)
  11. Norbi Whitney(リング)
  12. 池田洋介(3)

 MC 目黒陽介&小林智裕

個人的な感想ツイートたち

扉が開いていた。

それにしても、今回の盛況ぶりは凄かった。
そして、とても感慨深く思いました。
2008年に「堀の外のジャグリング 第参回公演」というジャグリングオムニバス公演を行いました。(余談ですが、ここのサイトに名前が出ているひとたちの名前をみると、なお感慨深い。)
会場は、東洋館とほとんどキャパシティの変わらない深川江戸資料館の小劇場。当時は、その客席を埋める集客に大変苦労しました。

ジャグリング公演が、ほとんどない時期。
ジャグラーでないひとは、大道芸でしかジャグリングを知らない時期。その大道芸も、今のように技術を前面に押し出すようなスタイルのパフォーマーが少なかった時期です。

大道芸をイメージして劇場に足を運んだひとの中には、アンケートに
「こんなのはジャグリングじゃない」(意訳)
と書いたひともいました。

あれから10年。
たくさんで埋まる客席と、その盛り上がり。
この10年での「ジャグリング」の発展を、肌で感じる公演でした。

昨今パフォーマーが企画するパフォーマンスライブも増えてきました。
それぞれに色がありますが、その中で空転劇場はジャグリングに特化したライブになります。
「扉を開く」というサブタイトルのもと、

今回は狭義の「ジャグリング界」から一歩以上はみ出した方々からのご応募を多くいただきました。

(当日配布プログラム「ご挨拶」より抜粋)

ということで、コントーション、マジックなどをはじめとして、ジャグリングでないジャンルの出演者が多数になりました。(どこで線を引くのかは難しいけれど、ジャグリングの演目は、9組中4組。)

それは3つの意味でとても良いことのように思いました。

まず第一に、多様な演目が集まることで、ライブ自体が起伏に富んだ充実した内容になったことです。多彩なラインナップを活かす全体の構成や、その流れを舞台上でつくって行くMCも素晴らしく、あっという間に時間が過ぎてゆく公演でした。

もうひとつは、「ジャグリング界」目線なのですが、ジャグラーにとって、とりわけこれから舞台やパフォーマンスを志すひとにとって、視野を広げるきっかけとなるものなったでしょう。まさに「扉を開く」。タイトルに偽りなし、の公演でした。

そして、最後はジャグリングの普及ということです。
ジャグラーだけでなく、多様なパフォーマーを入れることでジャグリング自体に興味の薄いひとが、ジャグリングライブに足を運ぶ良いきっかけになったのではないでしょうか。ジャグリングへの扉を開く公演となっていたように思います。

ジャグリング、ジャグリング、、、と言っていましても、興味のあるひとにだけ公演を行っているようでは、どんどん向かう先が内向きになってしまいます。
内に向いて尖らせてゆくことも大切ではありますが、せっかくの東洋館という歴史ある劇場で開催される公演なのですから、外への目線を大切にして「開かれた」公演として、これからも発展して行って欲しいな、と思います。
外との空気の循環によって、「ジャグリング界」にもより良い風が吹くようになるでしょう。

ともかく、純粋に楽しい「ジャグリング」の時間でありました。
企画・運営の皆様、そして、出演者の皆様、ありがとうございました。

「空転劇場Vol.17—扉を開く」を観てきました。” への1件のコメント

  1. ピンバック: 慣れたつもりの餃子でうっかりしつつジャグリングを思う。 | 大道芸・ジャグリング「ハードパンチャーしんのすけ」公式サイト

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