「グレイテスト・ショーマン」を観てきました。

ミュージカル映画ならではのテンポの良さ。
シンプルなストーリーライン中で展開される人間、サーカスの物語。
そして、見終わった後の幸福感。
あっという間の1時間45分でした。

「グレイテスト・ショーマン」は。昨年解散したアメリカの大サーカス「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス 」に名前を残す1800年代の興行師P.T.バーナムをモチーフにした映画です。

グレイティスト・ショーマン

主人公のバーナムとは、どんな人物だったのでしょうか。
映画では、実際にあったエピソードや人物評をもとにバーナムが描かれています(もちろん、フィクションとして相違もある)。

象が花形になったのはいつか?おそらくアメリカのバーナム・アンド・ベイリー・サーカスが一八八二年ロンドン動物園から買い取ったジャンボという象がリングに登場してからだろう。このサーカス団のオーナーであったP・T・バーナムは、親指トムと名乗った小人や一六〇歳を越えたジョージ・ワシントンの乳母などを見世物にして大儲けした天才的興行師として知られている。このジャンボもバーナムの見事な宣伝力により、実際は体高三・二五mのところを四mとして、その巨大さをアピール、ついにはジャンボとは巨大を意味するところまで知名度を全米に浸透させ、ジャンボ見たさに観客がサーカス場に押し寄せるようになった。

(中略)

ペテンすれすれの見世物興行を数多くこなしてきたバーナムならではの見事な策略であった。

「<サーカス学誕生>—曲芸・クラウン・動物芸の文化誌」(大島幹雄著 せりか書房) 第六章より引用

 

誕生

映画や文学などを起点にして、サーカスについて多様な切り口で語られています。オススメ。

実際のバーナムは、ここにあるように、巧みな宣伝を用い「ショービジネス」を作り上げ、さらに成功させるためにはペテンすれすれのことも厭わない興行師でありました。(映画でも、そのような人物描写が散りばめられています。)

そんなバーナムの興行師としての成功譚・成長譚がストーリーとして軸なのですが、それとは別に、「サーカス」というものの持つ力強さに込められたこの映画のメッセージにとても心打たれました。

社会的マイノリティ(時代を考えると、今よりもだいぶ差別や偏見に満ちていたものと思われる。)とマジョリティの立場が逆転し、尊敬を集める場、サーカス。そこで初めて「自分らしく」生きられる。
サーカスの外に出てしまえば、再び、厳然として立ち塞がる現実が待っているのですが、それでも強くサーカスとして生きてゆく。

困難にぶつかっても、進んで行く。

「サーカス」に、長い年月を経てなお流れ続ける精神が溢れていました。
それは、主題歌である「THIS IS ME」にも表れていて、とても印象深く残りました。

そして!そして!!
印象深いミュージカルシーンやパフォーマンスの数々!

最後のサーカスシーン
エアリアル
バーでのシーン
…などなど、パフォーマー目線で、もう一回見たい素敵なシーンがいくつもありました。

あと、主演のヒュー・ジャックマンの帽子さばきとかスティックさばきが、毎回かっこいい。

うーん、もう一回見たい!

とってもミュージカルで、見終わると元気になるような。
音楽もパフォーマンスも素敵な気持ちの良い映画でした。

「グレイテスト・ショーマン」を観てきました。” への1件のコメント

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